
はじめまして、森村ゆきと申します。現役アスリート、元アスリートを対象にセッションをしています。今日はそれをはじめた経緯や、実際どんなことをしているのかを書きたいと思います。
目次
- 自己紹介
- はじめた背景
- 実際にやっていること 第1フェーズ(自分を知る)
- 実際にやっていること 第2フェーズ(ビリーフを書き換える)
- 実際にやっていること 第3フェーズ(ゴールを作る)
- 実際にやっていること 第4フェーズ(自分ごと化)
- 受けてくださった方の声
- 無料個別相談受付中
自己紹介
私についての詳細は、少し前に書いた自己紹介を掲載しておきます。
https://note.com/embed/notes/na2b796cc3217
コロナ中に国家資格のキャリアコンサルタントを取得し、コーチングの勉強もし、それ以降、アスリートを対象にキャリアサポートをしています。
はじめた背景
私がアスリートのキャリアサポートのセッションをやろうと思った背景には私自身の経験があります。私は、中学から大学までバスケ部でした。競技成績は全然大したことないのですが、バスケットしかしてこなくて、競技をやっている時には将来のことなんて全く考えていませんでした。当然のことながら就活もうまくい行きませんでした。その後、運よく就職はできたんですが、そこでも、社会のことをよく分かってなかったし、自分自身のことも分かってなかったので、自分を生かして仕事をするとか、社会に貢献するってどういうことか、それを掴むまでにかなりの時間を費やしました。自分が辿ってきた道を無駄とは思いませんが、もっと短くできたらよかったなと思うことはあります。
ちなみにどのくらいダメだったか、母校のキャリアセンターにインタビューしてもらった記事があるので貼っておきます。今の仕事につくまでのお恥ずかしいエピソード満載です!!
スポーツ・サービス系 森村 ゆき | OG図鑑 | 資格・就職 | 日本女子体育大学日本女子体育大学は、競技スポーツ、舞踊表現、楽しみや健康のためのスポーツ、幼児の発達等の科学的研究教育を通して、教養高き有www.jwcpe.ac.jp
ここ数年、アスリートの方と話す機会が増え、私が卒業した●十年前と今も状況があまり変わっていないということに驚かされ、このままではいけない、と思うようになりました。私もそうだったんですが、競技をやめた時に
「競技しかやってきてないので何もできません。」
「引退後、何をやりたいかわかりません。」
という人が多いということです。私が学生だった時から●十年経っていて、今では、高校生、大学生にはキャリア教育が導入されています。なんなら小学生、中学生でもキャリアのことを考えるきっかけが作られている時代です。アスリートというだけで、どうしてそのキャリア教育からこぼれ落ちてしまっているのか。これは個人の責任というよりも、アスリートを取り巻く環境に問題がある、と思います。とはいえ、環境全体を変えていくのは時間もかかります。なのでまず個人個人をサポートしていこうと考えました。
実際にやっていること 第1フェーズ(自分を知る)
アスリートの方とのセッションでは、将来、人生をどう生きたいのかゴールを設定していくことをやります。ただ、ほとんどのアスリートが競技、勝つことだけを目指して駆け抜けています。そこで、いきなり「自分の人生、将来どうしたいか?」と質問しても、何も出てこない方がほとんどです。
そこで、まずは自分が今まで何を大切に生きてきたのか?どんな大切な価値観の軸を持って生きてきたのか?ということや、厳しい練習や競争を乗り越えて今まで続けてくることができたエネルギーの源泉はなんなのか?人よりも優れている才能は何があるのか?などを過去を振り返りながら見ていきます。
ここでは、コーチングの手法以外にも、NVC(ノンバイオレンスコミュニケーション)や心理学のエッセンスを用いてご自身がそれに気づいて、しっかりとそれを自分の元として受け取れるようサポートしていきます。
人生をどう生きたいのか?を作るためにまずは自分を知る
・何を大切に生きてきたのか?
・エネルギーの源泉は何か?
・止められてもやってしまうことは何か?(want to)
・才能は何か?(人よりも簡単にできてしまうこと)
行き先を決めるために、どんなスペックの何を持っているのか?持ち物をチェックするみたいなイメージです。
実際にやっていること 第2フェーズ(ビリーフを書き換える)
第1フェーズを経ると、自分は何が大切で、どんなことができて、どんなことに喜びを感じるのかを掴めます。それを把握した状態でどんな人生にしていきたいか?を見ていくのですが、多くの人はここで何かしらのいらないビリーフ(信念)が邪魔をします。これは普通の方にもあることなんですが、私が何名ものアスリートとセッションをして感じるのは、アスリートだからこそ強くいらぬビリーフを持っている人が多いということです。1つの競技の狭い世界の中で、決められたルールのもと、チームメイトと協力をしながら日々鍛錬しているアスリート。その中で培われることはプラスに働くものも沢山ありますが、社会に出た時にマイナスに働いてしまうことも結構あります。
「勝たないと意味がない」
「1つのことに専念しないとだめ」
「自分だけ目立ってはだめ」
などなど。さまざまなビリーフ(信念)を持っている人が多いです。これがいい方向に働けばなんの問題もありません。でも例えば、やりたいことが今はまだわからないから興味あることを色々やってみたらどうだろう?となっても、色々やると力が分散するからできない。1つに絞るまでできない、など行動を制限してしまうようなこともあります。他には、本当は自己表現をして目立ちたいwnat toがあるのに、過去にチームの中で目立った行動をしたら叩かれたから、自分だけ目立ってはいけない、というビリーフがあり、本当はやりたいのに制限をかけてしまって、できない、ということもあります。また何か始めるにしても1位にならないとやる意味がない!と、本当は興味があってやりたいことでも勝ち目がないと思うと動き出せないなど。本人の中では「そんなの当たり前じゃん」と思い込んでいるビリーフ(信念)が行動を邪魔してくるのです。
そこで、未来どんなことをしていきたいかを話していく途中で出てくるいらぬビリーフがどこからきているのか紐解いて、それって本当にそうなんですか?と確認しながら、捨ててもいいものなら捨ててもらう、そんなアプローチもしていきます。もちろんすんなり、捨てて切り替えられるケースもありますが、何十年もそれを信じて、その信念に則って生きてきているので、そう簡単に書き換えられないケースもあります。そんな時はそれが形成された元まで遡って、じっくり話を聞いていくこともしていきます。
実際にやっていること 第3フェーズ(ゴールを作る)
第2フェーズでいらないビリーフと向き合いながらこの先どうしていくかを決めていきます。ここで大事になってくるのは第1フェーズでやった内容です。自分がどんなことを大切にして、止められてもやっちゃうことはなんなのか?競技を続けてこれたエネルギーの源泉はなんなのか?これは実は競技だけに使うものではなくやめた後でも必ず生きてくる能力なので、それももとに考えていきます。競技しかやってないとほとんどの方がいいますが、競技の中でも特にこだわってやり続けてきていることが必ずあります。それを競技の中だけで考えず、抽象化して何か社会との接点がないか、を考えて行ったりします。1つの競技を突き詰めて何年もやってきている人たちです。何もできない、なんてことは絶対にありません。ただその自分の能力やwant toに気づいていないだけです。
実際にやっていること 第4フェーズ(自分ごと化)
ゴールができたら、では実際に行動としては何をやっていくのか?自分が進む未来に近づくために自分はどんな役割を担っていくのか。そんなことを具体的に話していきます。それをもとに日々の行動をどうしていくかなども話していきます。「やったことないしできない」という人もいますけど、何人かセッションをして思うのは、やると決まればアスリートの方々は行動に移すのが早い、ということです。ただ社会経験やスキルが足りないことがあるのでその辺りは、私がサポートできる範囲でいろんな人を紹介したり、アドバイスなんかもさせていただいております。
受けてくださった方の声
Aさん(20代、男性)
急な引退が決まり、この先何をしていいかわからないという状態からセッションをスタートしました。
「心のどこかでやってみたいと思っていたことがあって、でもそれは絶対にできないだろうなと思っていました。競技を引退した今、誰にも止められることでもないし、好きにやっていいんだ、と自分に許可を出すことができ、踏み出すことができました。自分が何を好きなのか丁寧に聞いてくださったこと、びびってやっぱりやめる、と、弱音を吐いたところ、背中を押してもらえて本当によかったです。一歩踏み出してみたら、世界が開けて、引退で絶望していたのが嘘のようです。ありがとうございました。」
Bさん(30代、男性)
怪我をして、この先、続けるかどうか悩んでいたという状態からセッションをスタートしました。
「まだ競技を続けたい気持ちと、引退しようかという気持ちが交錯する中、何を大切に今まで競技をやってきたのかを自分の中でじっくり考えることができた。話すことで整理されたのがよかった。リハビリをしてこれからも競技を続けようと思っているが、引退後に向けてやってみたいことを考える機会にもなった。」
アスリートのキャリア支援とかセカンドキャリアという話の中でよく出てくるのが「現役中に引退後のことを考えるのはどうなのか」みたいな話。考えるだけタダっていうか。競技以外のことに視野を広げ自分の中にあるものを整理しておくことは未来への投資、自分が自分の未来のためにできることだと思います。ぜひ興味ある方は無料で個別にお話を伺っていますのでご連絡くださいませ!
ちなみに競技力向上のためのスポーツメンタルコーチについては現在勉強中のため、2025年から募集させていただきたいと思っております!
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コーチングの体験セッションについて(アスリート以外もやっています)
最後までお読みいただきありがとうございました!!
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