
アスリートの人生を応援しています森村ゆきです。アスリートのキャリアコーチング、引退前後の相談や、競技力向上のためのメンタルコーチなどをやっています。
日頃アスリートのキャリア支援をしていて出てくる言葉がいくつかあるのですが、その中でも上位に入ってくる『視野を広げる』ってことについて書いてみたいと思います。
私は今アスリートが競技以外でも活躍できるようにキャリアの支援、具体的にいうとキャリアコーチングやメンター、悩み相談みたいなことをやっています。
アスリートも様々ですが多くのアスリートが『現役時代からもっと視野を広げておけが良かった』と言います。スポーツの世界は非常に狭いです。幼少期から競技を始め生活のほとんどの時間を競技の練習に費やしているため、それ以外の環境に身を置くことはほぼないですし、その結果スポーツ以外の人との接点も非常に少ない人がほとんどです。
部活以外で普通の学校で友人などとの接点が多い人はいいと思いますが、競技力があって強豪校と言われる学校に行くと、体育科やスポーツ特進みたいなクラスで、クラスメイトも全員スポーツをやっている人なんてことも珍しくありません。
そんな環境で育ってくる人たちが『視野を広げる』ってどうしたらできるのでしょうか。一般的に自分に影響を与えるものとして、時間の使い方、身を置いている環境、付き合う人なんて言われたりしますが、そのほぼ全てがスポーツ一色になっている人にとってどうしたら視野を広げることができるのでしょうか?
スポーツ以外の習い事やボランティア活動、地域活動なんかをやっている人はいいと思います、でもその時間がないのが実情。
そんな環境で育ったまま社会人、要はプロ選手になり、プロになるとよっぽど意識を高く持っていないと同じチームの人たちとの関わりしかなくなり、より一層視野を広げるチャンスを失います。
そもそも何で『視野を広げる』ってことをアスリートは言うのでしょうか。それは競技を終えて社会に出ることをイメージした時に「あれ?自分って社会のことなんも知らないな」ということに気づくからです。スポーツ以外にどんな選択肢があるのか?どんな仕事が世の中にあるのか?そんなことに触れぬまま、知らないまま20代後半、下手すると30代になってしまうのです。
そんな自分の経験から、『視野を広げる』ことをしてほしい、と選手たちは言います。子供の位置からとか若いうちにもっと視野を広げる機会と作ってほしい、と。それを聞くと私は、『視野を広げる』って、もうちょっと具体的にいうと、どういうこと?って質問をします。
私が思う『視野を広げること』とは要は、いろんなものの見方を知ることだと思っています。いろんな環境に身を置く、例えば農業に触れてみるとか、アートや音楽に触れtみるとかそれも大事なのですが、スポーツ以外の人が、どういうものの見方をしているのか?その様々なフィルターを知ること。実際に自分とは違ったフィルターをつけて社会を見てみることが『視野を広げる』って本当の意味だと思っています。
ただ農業をやって見た、音楽、アートに触れてみた、だけでは視野が広がったとはいえず、ただ体験してみた、ってことだと思うんですよね。
ものの見方を知るってことは、例えばスポーツ選手ってどういうものの見方をしているかというと、相手に勝つ、勝つために何をしたらいいかを考える、自分が生きる道を見つける、目標を達成するために道筋を作る、仲間を助ける、常にそういうふうに見ていると思うんですよね。他にもそれぞれあるとは思いますが、概ねそんなものの見方を常にやっていると思うんですよね。
じゃぁ他の環境にいる人はどんなものの見方をしているのだろうか?それを例えば対話を通じて知る、そしてその人の気持ちになって、その人のものの見方を試して感じてみることだと思うのです。
農業の人の話を聞いたところで、へーそうなんだ、自分とは違うなって、自分とは関係ないと思っていたら、それはただ話を聞いただけで、視野を「広げた」ことにはならないって思うのです。
要は何がいいたいかっていうと、良く選手たちがいう『視野を広げる』っていうのを具体化すると、いろんな人と出会い、対話をし、自分と違ったものの見方を体験していくことなんじゃないかって思うんです。自分が見ている世界じゃない、ものの見方があって、それに興味を持つ、知ってみる、やってみる、感じてみることが本当の意味で『視野を広げる』ってことじゃないかって思うのです。
アスリートやアスリートを支援している方々からよく聞く『視野を広げる』について私なりの考えを書いてみました。
皆さんはどう考えますか?
アスリートのサポートをしていく中で、競技を終えて、スポーツだけの1本の軸だとそれがなくなった時にポキっと心が折れてしまう人をたくさんみてきました。現役中から視野を広げて様々な接点を持っておくこと。それはとてもとても大切なことだと思います。それはいろんな体験をするというよりもいろんな人と、いろんなことについて対話をしてみるってことだと思っています。
自分の考えじゃない世界に出てみる、スポーツで当たり前の考え方の外の世界を味わってみるってことだと思います。中にはそんな考え方いいと思わない、っていう自分の気持ちが出てくるかもしれません。「勝ち負けなんてどうでもいい」という見方のかたがいたら、反発しちゃうかもしれません。でも反発する何かがあるんだなって、気付けるのも対話があるからです。
1つの試みとして対話の第一人者である中村一浩さんをお呼びして対話会をしてみたいと思います。
カズさんは他者との対話だけではなく自分との対話、さらには体との対話なども探求していて身体が資本のアスリートが感じる体との対話、自分との対話にもとても興味を持っている方です(それが発展してアスリートとダイアローグを掛け合わせたアスローグというYouTubeもやっているほどです)
アスリートとそれ以外の方々が一緒になり、1つのテーマについて話してみる。といろんな方にご参加いただき対話できればと思っております。
ぜひご参加お待ちしております!なんでも新しいことはやってみたい!というフッ軽な方、是非是非です〜!(フッ軽じゃなくてももちろん!)
詳細は以下です。
●『脳の外で考える』を元にした対話会
対話会なるものもやりたいな、と。武蔵野大学ウェルビーイング部准教授の中村一浩さんをお招きして『脳の外で考える』を元にした対話会をやります。心、身体、思考みたいなことをわちゃわちゃ話したいと思います。興味ある方以下より申し込みお願いします!アスリートの方歓迎!学生も歓迎!
『脳の外で考える 』を元にした対話会 心、身体、思考について考える『脳の外で考える〜最新脳科学でわかった思考力を研ぎ澄ます技法〜』 をもとにした対話会 私にとって運動、体を動かすとは自分とpeatix.com
★コーチングの体験セッションを募集しています
社会人で今後のキャリアに悩みがある方、転機にある方
コーチングの体験セッションを受け付けています。
セッションではあなたが何を大切にどんな価値観を持って生きているのか?
自分ならではの才能、能力はどんなことに発揮できるのか?
心からやりたいこと(want to)をクリアにすること
それを元に、仕事でのゴール設定を行います。
Zoomを使ったオンライン60分(最大90分)5,000円
興味がある方は下記LINEよりご連絡ください。日程調整のご連絡をさせていただきます。
https://lin.ee/ph5Xsx0
直接面識ない方でもコーチング必要だな、と思う方に届くといいなと思っています。ご紹介もウェルカムです!
こんな方にオススメです
・これからのキャリアをどうしていこうか考えているタイミングの方
・アスリートの引退前後、次のゴールを設定したい方
・自分ならではの強みを生かして社会に価値を提供していきたい方
・過去にとらわれず、今の自分を超える挑戦をしたい方
こんな方を対象としています
・経営者、フリーランス、アスリート
・会社員の場合、自分の人生に主体性を持ちコミットしている方
・一度きりの人生を思い切り楽しむため、自分が大切だと思うものをきちんと大切にできる人
このような方はご遠慮ください
・現状をそんなに変える気がない、特に新しい挑戦など求めていない方
・ただ悩みを話してスッキリしたい方
・迷っていることにただアドバイスが欲しい方
・コーチングの勉強のため受けてみたい方、同業の方
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